インテリアデザイナーのひとりごと

心と家


数多くの部屋のインテリアデザインを手がける過程で、

実際に人が住む家や部屋を沢山見てきました。

大豪邸のような大きな一軒家から、小さなワンルームマンションの部屋まで

沢山の部屋を見てきたのですが、その経験から、私は部屋には人の心が表れると感じています。

それは、部屋の大きさに関わらずに、その部屋に住む人の心の状態が、

部屋には、しっかりと染み付いているのです。

大きな部屋、小さな部屋ということに関係なく、お金持ちとかそうではないとか

そういうことも関係なく、人の心がそのまま表れる。

それが日常生活の部屋だと思います。

心を隠すことはできません。

そこにある空気に伝わり、そこにある部屋の明るさに伝わり、

そこにある部屋の状態に伝わります。

人生における混乱は未整理を生み、無駄な物の多い部屋となります。

部屋が大きくても、小さくても、お金持ちでも貧しくとも、

この点に変わりはありません。

自分の住む部屋、今現在住んでいる部屋について、

色々な不満がある人も多いと思います。

ですが、その部屋は、心がけ次第で劇的に明るい部屋に、

整理された綺麗な部屋に、清々しい部屋に生まれ変わることができます。

それをとどめているのは、部屋の住人なのです。

どのような部屋に住むということであれ、その住むことになった部屋は

必ず心の状態が表れてきます。

結婚してマンションを買った。家を買った。

その10年後、その家はその住人の心がしっかりと表れるのです。

マンションを買った。一軒家を買った。

そういうことが、ゴールではないのです。

安易に、人によって作られたゴールを目指すのではなくて、

もっと自分らしく生きられるための部屋作りに目を向けてほしいと

私は感じることが多くありましたし、今後もそれは

おそらく数多くあると思います。

部屋。

いつも居る場所だからこそ、もっと大切に、もっと気を使って。

清々しい毎日を送ることのできるようにしたいものです。

そして、普段から心を大切にすること。

常に学び、考え、自分の心に正直に向きあうこと。

そういう日常があれば、きっと部屋はもっと簡素に、そして綺麗になり、

整理整頓された部屋を日常の部屋とすることが出来るのだと思います。

時間がかかることもあるかもしれません。

ですが、少しずつ、心は部屋に伝わっていくはずです。

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